Good morning !! Dendrolimus spectabilis & Praying mantis ♪
今夜はいささか酔いが深いようで、「ですます調」が使いづらいので悪しからず。
*Dendrolimus spectabilis = マツカレハ
*Praying mantis = カマキリ
それでは、本題。
今朝、2種の昆虫に出会った。
僕の家は団地の5階。
エレベーターは無い。
最初のヤツは階段を下りているときに出会った。
静かに壁に留まっているのに、壁が白いせいで目立ちまくり。
そいつの名前は『マツカレハ』
マツカレハ(学名:Dendrolimus spectabilis)は、チョウ目カレハガ科に属する昆虫である。幼虫は、マツケムシと呼ばれることがある。日本全国およびシベリア、樺太、朝鮮半島に分布する。
形態
成虫は翅の開張が70 - 90mmになる。全体に褐色で、前翅にはまだら模様があるが、個体によってかなり異なる。幼虫は背面が銀灰色で腹面は金色になり、背面に藍黒色の長い毛を密生する。胸部の毛には毒針毛がある。頭部付近に毒針毛の束を2束持っており、この束は刺激を受けると膨らむ。また、繭には幼虫の時にもっていた毒針毛が残る。終齢幼虫は約65mmで大型になる。成虫には毒針毛はない。
生態
幼虫は、アカマツ、クロマツ、ヒマラヤスギなどを食草とする。時には大量発生し、食害するほどになることがある。1924年、樺太の大泊湾一帯で大量発生。一夜にして数百町歩の森林が食い荒らされたとの記録も残る。
(Wikipediaより引用)
初めて見る「蛾」だったから触るのを躊躇してしまったけど、成虫には毒がないということなら触ってみればよかった。
すご~くモフモフしてて、触ったら絶対気持ちよかったはず!
ただ、気になるのが、幼虫がアカマツを食草とするという点。
僕の住んでいる団地の裏手には小規模ではあるけれど雑木林があって、その中に数本のアカマツがあるんだけど、その内の1本に、ここ何年か小型猛禽類の「ツミ」が営巣しているらしい。
ツミは小さなタカ?野鳥観察の人気もの! | おもしろ生物図鑑
鳥も虫も同じ「命」なんだけど、一夜にして数百町歩の森林が食い荒らされたとの記録も残っているらしいし、生存競争力で比べちゃうとどうしても虫に軍配が上がってしまうような気がするんだよね…
そして!
次のヤツは自転車に乗ろうとしたら、僕より先に乗っていたんだよ。
あ!この寸詰まりの幅広愛嬌ボディは!
そう、『ハラビロカマキリ』だよね!
たぶん多くの人は大きくてスリムで残忍そうな顔をしている「オオカマキリ」のほうが好きだと思うんだけど、僕は昔から「ハラビロカマキリ」が好き。
ハラビロカマキリが好きな理由は前述したとおり。
【寸詰まりで愛嬌のある容姿】だから。
本当はもっとのんびりと眺めながら戯れたかったんだけど、仕事に行かなきゃならないからね…
近くの草むらにそっと移動させてもらったよ!
それにしても、シルエットが美しい!
こんなにかわいらしいハラビロカマキリも、近年は外来種のムネアカハラビロカマキリに種の生存を脅かされているらしい。
そのことについてネット記事を見ていたら、まあまあ近所の「高尾におけるムネアカハラビロカマキリについて」書かれている記事を見つけたのでご紹介。
外来種問題というと「ブラックバス」であったり「ミシシッピアカミミガメ」であったりと、何かと水生生物が話題に上ることが多いけれど、あらゆる生物界で起こっていることなんだよね。
外来種の生物にも「命」があり、日本固有種にも「命」がある。
どちらも共生できるのであれば良いのだけれど、なぜか日本固有種よりも外来種のほうが強い傾向がある。
そうなれば選択肢は「外来種の駆除・駆逐」のひとつになってしまうのも仕方がないことなのかもしれない。