川苔山、再び
8月30日、川苔山を登りに来たのに、百尋ノ滝を見たら満足してしまい、まさかのピストン下山。
その記事はこちら。
今回は、前日夜に「明日の休みは何を……そうだ!もう一度川苔山に行こう!」というような流れがあり、再び『奥多摩駅』に降り立つこととなりました。前回よりはまだマシですが、今回もどんよりガス模様です。
前回は意気揚々と始バスで向かいましたが、今回は7時台の第2便のバスで向かうことにしました。駅前でバスを待っていると、突如、妙な胸騒ぎを覚え始め、それと同時に便意を催してきたのです。時間を確認するとバスまではまだ余裕があったので、駅のトイレでウ◯チを済ませておきました。
川乗橋バス停で下車し、川苔山登山口からアスファルトの道をえっちらおっちら登って行き、細倉橋から本格的な登山道になります。
細倉橋にはバイオマストイレが……
ん?
んんんっ?
なに〜っ!?!?
いや〜、危なかった……
奥多摩駅でウ◯チをしてきたから良かったものの、もしウ◯チをしていなかったら、どこかで『雉打ち』をする羽目になっていましたね。
妙な胸騒ぎに感謝しなければ…
登山道を進んでしばらくすると、大きな木が根こそぎ倒れている場所がありました。
前回この場所の苔生し具合が良くて写真を撮っていたので、見比べることができました。
先日の台風の影響で倒れてしまったのでしょうか……
前回の投稿で、百尋ノ滝まではご紹介しているので、今回は百尋ノ滝から先をご紹介します。……とは言っても、目で、耳で、鼻で、皮膚で、自分の体で直に川苔山を感じながら登ることを楽しんでいたので、あまり写真を撮っていないのは、前回と同じなんですね…
それでは、数少ない写真の中から、選りすぐりのものをご紹介したいと思います。
道端の苔生した岩に、ひょっこりと顔を出している小さなキノコたち。
キノコは山岳コビト族たちの家になっていて……などと想像してみるのもひとつの楽しみ。
階段の丸太の陰に生えていたキノコ。消しゴムくらいの大きさだったかな。黄色がとても鮮やかで、珊瑚礁みたいな形が印象的だった。調べてみたけれど、よくわからなかった。たぶん「ホウキタケ」の一種なんだろうな…
道端の斜面に生えていたキノコ。ニョキッと生えていた。
しかもデカイ!
僕の手のひらよりも大きい!
たぶん「カラカサタケ」。
カラカサタケなら食べられるけど、ドクカラカサタケやオオシロカラカサタケだと毒があるから食べられないらしい。
テレビドラマや小説などでよく登場する毒物といえば、青酸カリとトリカブト毒(アコニチン)。そしてこれはおそらく「ヤマトリカブト」。猛毒の植物を間近で見られるなんて…。
道端のかなり低い位置にひっそりと咲いていた小さな花「ヤマジノホトトギス」。
よく見てみるとかなり不思議な形をしてますよね。トランプのジョーカーのような… 草間彌生さんの作品のような………
斜面の茂みで中々鮮やかな存在感を放っていたのが「ツリフネソウ」。
ガクの末端がくるりんとなっているのがとてもかわいらしいのだが、何のためにああなっているのだろうか…
桐の花に似た花を秋に咲かせることからアキギリと呼ばれ、その中で淡黄色の花を咲かせるアキギリを「キバナアキギリ」と呼ぶらしい。
上の花弁からニョロっと延びるおしべは、先端が二股に分かれ、なおかつ妖しげな紫色をしていて、まるで蛇の舌のようにチロチロしてきそう…
今回、山野草を調べたのはこの図鑑。
そしてキノコを調べたのはこの図鑑。
ただ、キノコは似たようなのが多くて、はっきりと「これだ!」と決めるのが難しい…
だから毎年、間違って食べてしまう事故が起きてしまうんだろうなと思いました。
でも、見分けられるようになったら、山へキノコ狩りに行って、キノコ鍋を食べられるんだよなぁ…(あ、涎が……)
さて、最後に……
今回は途中でピストン下山せずに、テッペンまで行ってきましたよ〜の証拠写真を。
ではでは。