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多摩住みメガネオジサンの日々

多摩川の故郷 『笠取山』 に行ってきた(後編)

 

笠取山登山の続きです。

前編はこちらからどうぞ。

tanahication.hateblo.jp

 

 

笠取山の両山頂を堪能した後は、笠取山登山とセットにされることの多い「水干(みずひ)」まで足を延ばしてみました。

 

「水干」とは、沢の上流側で一番外れの場所を意味するようです。

「源頭(源流の一番先端)」と同じ意味合いなんですね。

 

 

 

さて、ここがその「水干」です!

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多摩川の源頭」「東京湾まで138km」との記載がある標柱上部右側の小さな穴の中で多摩川が生まれるのです。

 

 

 

そしてこれが多摩川が生まれた瞬間です!!!

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写真中央ちょい左側、水滴が落ちていく瞬間を捉えることができました。

子供の頃からお世話になってきた多摩川が生まれる瞬間を見ることができるなんて!

こんなすばらしい体験をさせてくれた笠取山に感謝です。

 

 

 

 

この水干で滴り落ちた水は、いったん地中に浸みこんで谷を下っていくのですが、水干から直線距離で100mほど下ったところで「流れ」として地上に顔を出します。

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多摩川が「流れ」として初めて現れる場所



 

 

この場所で予め用意してあった、空のナルゲンボトルに水を汲みました。

 

本音を言うと、水干の雫をボトルに貯めたかったのですが、500mlのボトルがいっぱいになるのにどれくらいの時間がかかるのか見当がつかなかったので、「流れ」で汲むことにしたのです。

 

ボトルに汲んだ水をそのまま口に含んでみると、ピリッとした冷たさが気持ち良く、ほんのり甘いおいしい水でした。

 

水を汲んだ後は、いったん水干の場所まで戻って、そばにあるテーブルベンチでお楽しみの準備に取り掛かりました。

 

 

 

 

リュックサックの中から出したものは、

このバーナーのメリットは、独特な五徳の配置により、多少の風にはびくともしないというところで、デメリットは下のようなガスカートリッジ対応なので、コッヘルの中にまとめて入れることができないというところでしょう。

 

ソト(SOTO) パワーガス 3本パック ST-760 [HTRC 2.1]

ソト(SOTO) パワーガス 3本パック ST-760 [HTRC 2.1]

プロパン混合により、強火力で寒冷地での使用も可能。

 

スノーピーク(snow peak) トレック 900 SCS-008

スノーピーク(snow peak) トレック 900 SCS-008

チタン製トレック900と比べると「90g」重いが、チタンより熱伝導が優れ、お湯がすぐ沸かせる利点と、値段が2,000円近く安いという利点があるので、僕は専らアルミ製。

 

スノーピーク(snow peak) チタン シングルマグ 300 [容量300ml] MG-142

スノーピーク(snow peak) チタン シングルマグ 300 [容量300ml] MG-142

ダブルにするかシングルにするか迷いに迷ったが、決め手は「軽さ」と「色合い」。シングルマグのほうが、よりチタンっぽい色合いだったので。

 

いろいなインスタントコーヒーに浮気をしても、必ずここに戻ってきてしまうのはなぜなのでしょうか...? ドリップコーヒーには勝てないけれども、インスタントコーヒーの中では王者なのではないでしょうか?

 

 

 

 

そうです!

 

多摩川源流水を使ってコーヒーを飲んじゃおう!計画』を実行したのです!

 

本当ならば、テーブルの上に道具を並べている場面やコッヘルでお湯を沸かしている場面などの写真を載せたいところですが、多摩川源流コーヒーを飲むことが楽しみすぎて、写真を撮るのを忘れてしまいました...

 

 

写真を撮ったのは、コーヒーを淹れ終わった後...

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多摩川源流水」「山」「コッヘル」「バーナー」「snow peak チタンマグ」などの様々な好条件が重なることで、インスタントコーヒーがドリップコーヒーに負けず劣らずの風味に変化するから不思議です。

 

 

 

すばらしくおいしいインスタントコーヒーで、肉体的にも精神的にも疲れを癒した後は、いったん笠取小屋まで戻り、一休坂経由で下山しました。

 

 

 

山行の時は、国土地理院地図が使える、Geographica(ジオグラフィカ)というアプリで計画を練ったり、ログを取ったりしています。

今回の山行ルートと統計情報を載せておきますので、良ければ参考にしてみてください。

 

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左:トラック情報  右:山行の統計情報



最高速度が、7.6km/hなのがわからないんですよね...

一度も走ったりしていないので、きっと何かの間違いだとは思います。

 

 

 

 

さて!

 

 

勘のいい方は気が付いていらっしゃったかもしれませんが、今回の山行ではコーヒーを飲むシーンはあっても、食事をするシーンはありませんでした。もちろん、山行中に何も口にしないのはあり得ないことなので、きちんとカロリーメイトやゼリー飲料などの行動食は摂取していました。

 

 

ただ今回は、以前からかなり気になっていた食事処に行こうと決めていたので、少しばかり無理をして、下山完了時に空腹になっているように行動したのです。

 

 

 

 

なぜ、その食事処が気になっていたのかというと、

奥多摩湖畔」

「東京都最西端の食事処」

この2つのキーワードがあったからです。

 

 

 

その食事処の名前は『島勝』

goo.gl

 

 

お店に入ると、人のよさそうな旦那さんが出迎えてくれます。

どうやら奥さんが調理担当のようです。

 

 

初めてなので、島勝さんで一番人気の「とろろめし定食」を注文しました。 

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一番人気の「とろろめし定食」



見てください、この品数! 圧巻です!

しかもこれだけ豪勢な品数で「900円」というのだから驚きです。

 

 

おかずもそれぞれが皆おいしく、ごはんをお替りしたくなるほどです。

 

 

そして、食べていて気が付いたのですが、この「とろろめし定食」の中で、動物性たんぱく質は、とろろに入っている生卵のみなんですよね。

普段の食生活が肉や油にまみれているのを考えると、すごく体に優しい定食なのではないかと感じました。

 

 

ここが東京都最西端でなければ週に3回は通うんじゃないかな?

そんな風に思わせてくれる、すごく好印象の食事処でした。

皆様も奥多摩を訪れた際には、島勝さんをぜひ!!!

本当におススメできる食事処です!!!

 

 

 

 

ではでは。また。