陣馬山から高尾山へ縦走!ジオグラフィカに救われ事無きを得る!
今回の山行(陣馬山から高尾山への縦走)はここ、陣馬高原下バス停からスタートです。
バス停にはとてもきれいな公衆トイレがあります。この先、陣馬山頂まではトイレがありませんので、ここで済ませておきましょう。
バス停からすぐ、陣馬高原下の道標がある分岐は右へ進みます。
登山道入り口までアスファルト道を進みます。
アスファルト道を10分ほど歩くと「陣馬山新ハイキングコース」の入り口があるので、左側の未舗装路へ進みます。
しばらくは根っこだらけの杉の樹林帯を登っていきます。たまに急登がありますが、全体的には登りやすい登山道だと思います。
杉の木立はみんなピーンと背筋を伸ばして立っています。
途中から植生が変わり、広葉樹が増えてきます。広葉樹林帯になると空が開けている場所が多くなって、そこから見上げる青空が気持ち良いですね。
ここまでくれば、陣馬山の山頂まであとちょっとです。
陣馬山頂(標高857m)に到着です。
『陣馬山』のシンボル、白馬のモニュメントが迎えてくれました。
陣馬山頂から神奈川丹沢の大山を望む。
こちらは大菩薩嶺方面ですが、雲の中で山並みは見えず。
陣馬山頂を後にして先へ進み、奈良子峠、明王峠、底沢峠と3つの峠を通過します。
3つの峠を通過した後に『堂所山』というピークがあります。距離の長い縦走なので、いつもはまき道を使い登らない山なのですが、今回は杉の木立に導かれるように登ってみることにしました。
堂所山(標高733m)の山頂に着きました。
山頂標識の両側にベンチがあるだけで、どの方角も眺望はありません。
山頂の様子に少しガッカリしながら、縦走路に戻ろうと山頂から続いている道を進んでいるとき、ふとジオグラフィカ(Geographica)が気になり、現在地を確認しました。ジオグラフィカとは、山行の時にいつも使っているGPS地図アプリです。
するとどうでしょう!
縦走路へ戻る分岐は、来た道を少し戻ったところにあることに気が付きました。
このまま気が付かずに進んでいたらと思うと…。
思い込みというのは本当に恐ろしいですね。
ジオグラフィカのおかげで無事に縦走路に戻ることができ、ほどなくして『景信山』に到着しました。
景信山からの眺めは素晴らしい!
写真だとわかりづらいけれど、真正面に狭山丘陵にあるメットライフドームが見えます。
景信山から小仏城山へは、小仏峠を通ります。
その小仏峠には「たぬき」の置物があるのですが、何か由来のようなものがあるのでしょうか。
小仏峠から軽く登り返すと『小仏城山』に到着です。
小仏城山にはたぬきではなく、木彫りの天狗がいます。そして天狗と山頂標識の向こうに見えるのが、縦走最後の山『高尾山』です。
小仏城山には、「城山茶屋」と「春美茶屋」という2軒の茶屋があるのですが、この日は珍しく2軒とも営業しておりませんでした。
あったかい「なめこ汁」が飲みたかった…
(以前、飲んだなめこ汁の写真ですが…)
小仏城山から高尾山までは、良くも悪くも整備された登山道を進みます。
途中、先日の台風の影響で倒れた木があり迂回させられたり…
どこまでも続きそうな木段を登ったり…
道端に咲く花などを眺めたり...
奥高尾を堪能しながら歩いていると、賑やかな声が聞こえてきました。
そうです。ミシュラン三ツ星の高尾山頂に到着しました。
平日にも関わらず、やはり大勢の人で賑わっていますね。
わたしの後ろ側には遠足と思われる小学生の集団がいます。
下山は、混雑している1号路を避け、ケーブルカーの高尾山駅少し手前から、蛇滝コースで下りることにしました。
実はこのコースを通るのは初めてです。
オオスズメバチ営巣中のポスターにビビったり…
まあまあ揺れる吊り橋「みやま橋」にビビったり…
手のひら2つ分より長いミミズにビビったり…
蛇滝は水行道場になっているらしく見ることができなかったけれど、歩く先の道が蛇のようにクネクネしていたり…
初めて通る道にドキドキしっぱなしで旧甲州街道に出ました。
蛇滝口バス停にて、縦走終了です。高尾駅へ帰りましょう。
そうそう。
高尾山に来た時には必ず買っている『天狗焼き』も忘れずに購入しましたよ。
天狗焼きの素晴らしさは、こちらの投稿をどうぞ。
最後に、ジオグラフィカでのトラックログと集計情報を参考にどうぞ
いやぁ、たくさん歩いて疲れた...
ではでは。
思わず「ただいま〜」と言いたくなってしまう場所があった
八王子の上川霊園からの帰り道、気になるお店があったので寄ってみました。
お店の名前は『Hachioji Farmer's Kitchen ふぁむ』。
お店の外も中もとてもステキな雰囲気で、かわいいハロウィンの飾り付けがされていました。
入り口横には、栽培期間中に農薬を使わないように育てた野菜が販売されていました。
僕が注文したのは、『ドライカレーランチセット』。
ドライカレーの他に、サラダ、3種の小鉢、スープ、ドリンクがセットになって、900円で食べることができてしまいます。
そしてこちらは『選べるふぁむランチ』のオニオンソースハンバーグ。
このハンバーグと5種の小鉢が盛り付けられたプレートの他に、ライス、スープ、ドリンクがセットになって、1,000円です。
これだけ楽しそうに盛り付けられていると、見ているだけでワクワクしてしまいますね。もちろん味も優しい味付けになっていて、お店の雰囲気とピッタリだなぁと感じました。
『Hachioji Farmer's Kitchen ふぁむ』さんは、ホームページをお持ちでしたので、詳しくは
こちらをどうぞ♪
ツルツルうどん と モチモチうどん
天気予報を何度も確認していたし、カーテンを開けずともわかっていたことだけど......
朝起きてみると外は雨……
さすがに山登りに行けるような天気ではないし、さて今日は何をしよう???
……と散々悩んだ末に、うどん を打つことにしました。
蕎麦か?うどんか?と問われれば、蕎麦!と即答する僕にも大好きなうどんがあります。
それは、多摩北部の武蔵野台地を中心に、庶民一般に食べられていた『武蔵野うどん』です。地域によっては「糧うどん」や「村山うどん」などと呼ばれていることもあります。
武蔵野うどんと名乗るためには、原則として武蔵野台地で生産収穫された小麦を使って製麺することとされています。いわゆる「地粉」と呼ばれるものですね。武蔵野台地で広く麺用として生産されている小麦は「農林61号」という品種が多く、一般的に流通している小麦粉に比べると、やや茶褐色で独特な香りと味があります。また、一般的な手打ちうどんよりも【加水率は低め、塩分濃度は高め】であることに加え、手捏ねをした後に足で何度も踏む作業をするので、ツルツル滑らかな食感にならず、強烈にモチモチした食感になるのが特徴と言えます。
それでは実際にうどんを打っていきましょう。
立川市西砂町の中里さんが無農薬で育て、天日干し製粉した農林61号の地粉を使います。
(僕が立川に住んでるから地粉でいいですよね?)
こね鉢に粉を入れます。
今回は大人2人分で300gの粉を使うことにしました。
武蔵野うどんは【加水率は低め、塩分濃度は高め】にするのが一般的なので、加水率は手打ちの基本である50%より少ない40%、塩分濃度は春秋はおおよそ12%程度と言われているので多めの15%に設定し、水102gと塩18gで120gの塩水を用意しました。
塩水を加えながらダマダマを作るように混ぜ、最後にダマダマをまとめてひと塊りにします。
周りについている粉もきれいに取りましょう。
ひと塊りにまとめたものをビニール袋に入れて足踏みをします。
足踏みを終えたら形を整え、30分~1時間くらい寝かせます。
寝かせた後は「のす」作業に入ります。
のし板に打ち粉を振るってから伸していきます。
打ち粉が無ければ、強力粉でも構いません。
ある程度までは手のひらを使って形良く伸していきましょう。
麺棒を使って伸していきます。
麺棒に巻きつけてコロコロコロ~っと。
180度返してコロコロコロ~っと。
90度返してコロコロコロ~っと。
180度返してコロコロコロ~っと。
円形だったのが角形になってきます。
打ち粉をしっかりと振るって…
屏風折りにします。
こま板と麺切り包丁で切ります。
切れました!
さすが手打ち、太さがバラバラです……
軽く打ち粉を振るって、ほぐしておきます。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、茹で上げたら完成です。
僕が一番好きな食べ方、肉汁うどんにしました。
豚バラ肉、長ネギ、千切り生姜を使うのが一般的ですが、ほうれん草やきのこ類などを使ってもおいしいですよ。
つゆは醤油、酒、みりん、かつお節やさば節などを使って、自作するのも楽しいのですが、今回は『もとだれ』を使いました。
「もとだれ」は立川駅北口にある石坂商店さんの商品で、立川自慢の名品です。
超特選醤油、かつお節、かつお節エキス、みりんをベースとした濃厚調味料で、もちろん合成保存料は使っていません。1.8L、1L、300mlの3サイズがあります。
うどんの手打ちは、蕎麦の手打ちに比べるとシビアではないので、これから手打ちをしてみたいなという方には、すごくお勧めだと思います。
ではでは。
川苔山、再び
8月30日、川苔山を登りに来たのに、百尋ノ滝を見たら満足してしまい、まさかのピストン下山。
その記事はこちら。
今回は、前日夜に「明日の休みは何を……そうだ!もう一度川苔山に行こう!」というような流れがあり、再び『奥多摩駅』に降り立つこととなりました。前回よりはまだマシですが、今回もどんよりガス模様です。
前回は意気揚々と始バスで向かいましたが、今回は7時台の第2便のバスで向かうことにしました。駅前でバスを待っていると、突如、妙な胸騒ぎを覚え始め、それと同時に便意を催してきたのです。時間を確認するとバスまではまだ余裕があったので、駅のトイレでウ◯チを済ませておきました。
川乗橋バス停で下車し、川苔山登山口からアスファルトの道をえっちらおっちら登って行き、細倉橋から本格的な登山道になります。
細倉橋にはバイオマストイレが……
ん?
んんんっ?
なに〜っ!?!?
いや〜、危なかった……
奥多摩駅でウ◯チをしてきたから良かったものの、もしウ◯チをしていなかったら、どこかで『雉打ち』をする羽目になっていましたね。
妙な胸騒ぎに感謝しなければ…
登山道を進んでしばらくすると、大きな木が根こそぎ倒れている場所がありました。
前回この場所の苔生し具合が良くて写真を撮っていたので、見比べることができました。
先日の台風の影響で倒れてしまったのでしょうか……
前回の投稿で、百尋ノ滝まではご紹介しているので、今回は百尋ノ滝から先をご紹介します。……とは言っても、目で、耳で、鼻で、皮膚で、自分の体で直に川苔山を感じながら登ることを楽しんでいたので、あまり写真を撮っていないのは、前回と同じなんですね…
それでは、数少ない写真の中から、選りすぐりのものをご紹介したいと思います。
道端の苔生した岩に、ひょっこりと顔を出している小さなキノコたち。
キノコは山岳コビト族たちの家になっていて……などと想像してみるのもひとつの楽しみ。
階段の丸太の陰に生えていたキノコ。消しゴムくらいの大きさだったかな。黄色がとても鮮やかで、珊瑚礁みたいな形が印象的だった。調べてみたけれど、よくわからなかった。たぶん「ホウキタケ」の一種なんだろうな…
道端の斜面に生えていたキノコ。ニョキッと生えていた。
しかもデカイ!
僕の手のひらよりも大きい!
たぶん「カラカサタケ」。
カラカサタケなら食べられるけど、ドクカラカサタケやオオシロカラカサタケだと毒があるから食べられないらしい。
テレビドラマや小説などでよく登場する毒物といえば、青酸カリとトリカブト毒(アコニチン)。そしてこれはおそらく「ヤマトリカブト」。猛毒の植物を間近で見られるなんて…。
道端のかなり低い位置にひっそりと咲いていた小さな花「ヤマジノホトトギス」。
よく見てみるとかなり不思議な形をしてますよね。トランプのジョーカーのような… 草間彌生さんの作品のような………
斜面の茂みで中々鮮やかな存在感を放っていたのが「ツリフネソウ」。
ガクの末端がくるりんとなっているのがとてもかわいらしいのだが、何のためにああなっているのだろうか…
桐の花に似た花を秋に咲かせることからアキギリと呼ばれ、その中で淡黄色の花を咲かせるアキギリを「キバナアキギリ」と呼ぶらしい。
上の花弁からニョロっと延びるおしべは、先端が二股に分かれ、なおかつ妖しげな紫色をしていて、まるで蛇の舌のようにチロチロしてきそう…
今回、山野草を調べたのはこの図鑑。
そしてキノコを調べたのはこの図鑑。
ただ、キノコは似たようなのが多くて、はっきりと「これだ!」と決めるのが難しい…
だから毎年、間違って食べてしまう事故が起きてしまうんだろうなと思いました。
でも、見分けられるようになったら、山へキノコ狩りに行って、キノコ鍋を食べられるんだよなぁ…(あ、涎が……)
さて、最後に……
今回は途中でピストン下山せずに、テッペンまで行ってきましたよ〜の証拠写真を。
ではでは。
多摩川の故郷 『笠取山』 に行ってきた(後編)
笠取山登山の続きです。
前編はこちらからどうぞ。
笠取山の両山頂を堪能した後は、笠取山登山とセットにされることの多い「水干(みずひ)」まで足を延ばしてみました。
「水干」とは、沢の上流側で一番外れの場所を意味するようです。
「源頭(源流の一番先端)」と同じ意味合いなんですね。
さて、ここがその「水干」です!
「多摩川の源頭」「東京湾まで138km」との記載がある標柱上部右側の小さな穴の中で多摩川が生まれるのです。
そしてこれが多摩川が生まれた瞬間です!!!
写真中央ちょい左側、水滴が落ちていく瞬間を捉えることができました。
子供の頃からお世話になってきた多摩川が生まれる瞬間を見ることができるなんて!
こんなすばらしい体験をさせてくれた笠取山に感謝です。
この水干で滴り落ちた水は、いったん地中に浸みこんで谷を下っていくのですが、水干から直線距離で100mほど下ったところで「流れ」として地上に顔を出します。
この場所で予め用意してあった、空のナルゲンボトルに水を汲みました。
本音を言うと、水干の雫をボトルに貯めたかったのですが、500mlのボトルがいっぱいになるのにどれくらいの時間がかかるのか見当がつかなかったので、「流れ」で汲むことにしたのです。
ボトルに汲んだ水をそのまま口に含んでみると、ピリッとした冷たさが気持ち良く、ほんのり甘いおいしい水でした。
水を汲んだ後は、いったん水干の場所まで戻って、そばにあるテーブルベンチでお楽しみの準備に取り掛かりました。
リュックサックの中から出したものは、
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このバーナーのメリットは、独特な五徳の配置により、多少の風にはびくともしないというところで、デメリットは下のようなガスカートリッジ対応なので、コッヘルの中にまとめて入れることができないというところでしょう。
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プロパン混合により、強火力で寒冷地での使用も可能。
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チタン製トレック900と比べると「90g」重いが、チタンより熱伝導が優れ、お湯がすぐ沸かせる利点と、値段が2,000円近く安いという利点があるので、僕は専らアルミ製。
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いろいなインスタントコーヒーに浮気をしても、必ずここに戻ってきてしまうのはなぜなのでしょうか...? ドリップコーヒーには勝てないけれども、インスタントコーヒーの中では王者なのではないでしょうか?
そうです!
『多摩川源流水を使ってコーヒーを飲んじゃおう!計画』を実行したのです!
本当ならば、テーブルの上に道具を並べている場面やコッヘルでお湯を沸かしている場面などの写真を載せたいところですが、多摩川源流コーヒーを飲むことが楽しみすぎて、写真を撮るのを忘れてしまいました...
写真を撮ったのは、コーヒーを淹れ終わった後...
「多摩川源流水」「山」「コッヘル」「バーナー」「snow peak チタンマグ」などの様々な好条件が重なることで、インスタントコーヒーがドリップコーヒーに負けず劣らずの風味に変化するから不思議です。
すばらしくおいしいインスタントコーヒーで、肉体的にも精神的にも疲れを癒した後は、いったん笠取小屋まで戻り、一休坂経由で下山しました。
山行の時は、国土地理院地図が使える、Geographica(ジオグラフィカ)というアプリで計画を練ったり、ログを取ったりしています。
今回の山行ルートと統計情報を載せておきますので、良ければ参考にしてみてください。
最高速度が、7.6km/hなのがわからないんですよね...
一度も走ったりしていないので、きっと何かの間違いだとは思います。
さて!
勘のいい方は気が付いていらっしゃったかもしれませんが、今回の山行ではコーヒーを飲むシーンはあっても、食事をするシーンはありませんでした。もちろん、山行中に何も口にしないのはあり得ないことなので、きちんとカロリーメイトやゼリー飲料などの行動食は摂取していました。
ただ今回は、以前からかなり気になっていた食事処に行こうと決めていたので、少しばかり無理をして、下山完了時に空腹になっているように行動したのです。
なぜ、その食事処が気になっていたのかというと、
「奥多摩湖畔」
「東京都最西端の食事処」
この2つのキーワードがあったからです。
その食事処の名前は『島勝』
お店に入ると、人のよさそうな旦那さんが出迎えてくれます。
どうやら奥さんが調理担当のようです。
初めてなので、島勝さんで一番人気の「とろろめし定食」を注文しました。
見てください、この品数! 圧巻です!
しかもこれだけ豪勢な品数で「900円」というのだから驚きです。
おかずもそれぞれが皆おいしく、ごはんをお替りしたくなるほどです。
そして、食べていて気が付いたのですが、この「とろろめし定食」の中で、動物性たんぱく質は、とろろに入っている生卵のみなんですよね。
普段の食生活が肉や油にまみれているのを考えると、すごく体に優しい定食なのではないかと感じました。
ここが東京都最西端でなければ週に3回は通うんじゃないかな?
そんな風に思わせてくれる、すごく好印象の食事処でした。
皆様も奥多摩を訪れた際には、島勝さんをぜひ!!!
本当におススメできる食事処です!!!
ではでは。また。
多摩川の故郷 『笠取山』 に行ってきた(前編)
先週の休日に、前々から予定していた『笠取山』(山梨県甲州市)へ行ってきました。
立川の自宅からクルマで約2時間。
一ノ瀬林道にある作場平口からスタートです。
平日なのもあってか、駐車場には1台も停まっていませんでした。
なお、作場平口にはきれいなバイオトイレがあるので、登る前に済ませておきましょう。
自宅を出発する前に、山の天気予報が見られるサイト『てんきとくらす』で笠取山の天気予報を確認したところ、全時間帯で登山日和である【A】の予報!
笠取山山頂は眺望が素晴らしいと聞いていたので、気分は上々です!
上々です!…?
上々で…す??
辺り一面、真っ白な霧で覆われていて、よく言えば神秘的かつ幻想的な景色、悪く言えばどこを見ても同じ景色...
ただでさえ薄暗い森が、霧によって露わにされた無数のクモの巣によって、より一層不気味な空間に演出されて…
なんだか足を踏み入れてはいけない、禁断の森へ来てしまったかのようです…
山登りをするようになってから今まで、現地に到着してみると予報と違うことは度々ありましたが、こればかりは山の天気だからしょうがないと諦めがつくのが不思議です。
風雨が強くなかっただけでも感謝しないと... などと思えてしまうのです。
やはり大自然を前にすると人は優しくなれるのでしょうか?
作場平口をスタートした後は一休坂分岐を目指し、その分岐をヤブ沢峠方面へ進みます。
ヤブ沢の右岸左岸を切り替えながら緩やかに登っていくと、ヤブ沢峠に出ます。
ヤブ沢峠からは、かなり緩やかな散歩道のような道(右奥)を進んでいきます。
ヤブ沢峠から15~20分ほど歩くと、笠取小屋に到着です。
繁忙期以外は、基本的に土日の営業となっているようです。
笠取小屋の隣には、作場平口にあったようなバイオトイレがあります。
作場平口で済ませられなかった方はここで済ませましょう。
笠取小屋から15分ほど歩いたところに小高い丘のような場所があり、小さな分水嶺があります。
分水嶺は小さくても、そこから分かれる川は大きいですよ!
この峰の東側に降った雨は、関東平野の西部を潤す「荒川」となり、西側に降った雨は、甲府盆地から富士山の西側を流れる「富士川」となり、そして南側に降った雨は、我らが多摩地区民の心の故郷「多摩川」となるのです!
笠取山といえば、山頂直下のそびえ立つ急登が名物ですよね!
その雄姿を拝めることに、ドキドキワクワク!
...???
そうでした...
今日は濃霧でしたね...
な~んも見えません。
晴れていれば、目の前にデデーンとそびえ立っていたはずなのに...
急登を半分ほど登って、ようやく頂上が見えてきました。
写真では急斜面の感じが伝わりにくいのが残念なのですが、数歩登っては休み、数歩登っては休み、というくらいの、かなりの急登です。
やっとこさの思いで山頂に到着しても、やっぱり霧で何も見えない...
と思いきや!!!
うっすらと見えるあのシルエットは富士山ではありませんか!!!
そして左手には8月に登ってきたばかりの大菩薩嶺の山頂も!
晴れて遠くまで見渡せる景色が最高なのは言わずもがなだけれど、こういう様々な条件が重なったときにだけ見える景色というのもまた良いですね!!!
そして今回、笠取山に登るにあたって、やるべきこともやってきました!
この『多摩川138てぬぐい』を山頂で掲げることです!
このてぬぐいは、デザインオフィス ムラハタワークスさんが運営されている『多摩川を愛でる会』で販売されているアイテムで、笠取山から東京湾までの多摩川138kmが描かれています。
前々から笠取山に登ろうとしていたところ、偶然このてぬぐいの存在を知り、これは絶対に連れて行って山頂で掲げなければ!!!と使命感に燃えていたのです。
今回、山頂からの眺望はほとんど楽しめませんでしたが、多摩川138てぬぐいを無事に掲げることができて、本当に良かったです。
使命を達成できたことがあまりにも嬉しくて、
こんなポーズや
こんなポーズも決めてみました!
さて、この山頂ですが、実は本当の山頂ではありません。
ここは「山梨百名山」としての山頂であって、本当の山頂はここからもう少し進んだところにあるのです。
山梨百名山の山頂からは、このような道なき道、岩場、両端が崖になっている痩せ尾根などを通っていきます。
これが本当の笠取山山頂(1953m)になります。
周りの眺望はほとんど無いに等しく、富士山方面が一部望める程度です。
今回の投稿はここまで。
ではでは。
後編はこちらです。
稲城!高尾!横浜!共通点はな~んだ???
おひさしぶりです。
たなひです。
いきなりですが...
「梨」に敵う果物など存在するわけがない!
というくらい、果物の中では梨が好きな僕。
齧りついたときの香り、シャキシャキとした咀嚼感、口の中いっぱいに溢れる果汁。
ほらもう… 書きながら涎垂れてるし…
そんな梨好きの僕。
前々から9月の上旬に『浜なし』を買いに行く予定ではあったのですが、先日、梨好きには見逃すことのできない id:OKP さんの書かれた記事を読んでしまい、急遽、予定に組み込ませていただきました。
その記事はこちら。
2018年 今年も稲城の梨とブドウが始まりました - I AM A DOG
梨好きとしては見逃せない!
2018/09/08 00:05
立川市の外れにある自宅からクルマで向かうと、府中街道をひたすら南進し、是政橋を渡った先が目的地の稲城市です。
稲城市に入ると、さすがフルーツランドと称されているだけあって、あちらこちらに梨やぶどうの直売所が見受けられるようになりました。
直売所を探すには、ほとんどの直売所に立っている「東京特産 稲城の梨」と書かれた黄色い幟を目印にすると探しやすいと思います。
今回は記事で紹介のあった「榎戸園」へ。
榎戸園では、僕の中で話題沸騰中の、稲城市で誕生した梨『稲城』と東京都のぶどう『高尾』を購入しました。
稲城は1袋3玉入りで1,000円、高尾は1パック1,000円でした。
稲城市で梨の購入を無事に済ませた後は、さらにクルマを走らせ、横浜市青葉区鉄町(くろがねちょう)まで行ってまいりました。
横浜市の北部(緑区や青葉区など)も、梨やぶどうの果樹生産が盛んな地域であり、その中でも横浜市によって認定された果樹農家が生産している梨が「浜なし」と呼ばれています。「浜なし」の主な品種は、いわゆる「三水」と呼ばれる幸水・豊水・新水なのですが、「浜なし」は樹上で十分に完熟させてから収穫するので、市場に出回っている梨とは一味も二味も違います。そのため、「稲城」と同じく、ほぼ市場に出回ることはありません。
「浜なし」も稲城市のように、直売所には「浜なし」と書かれた赤い幟が立っているので目印にすると探しやすいと思いますが、稲城市と比べてかなり広範囲に点在しているので、その点では、お気に入りの直売所を探すのは一苦労すると思います。
こちらの浜なし直売所「渋谷農園」では、豊水の浜なしを購入しました。
こちらは1袋4玉入りで1,100円でした。
これにて本日の梨の買い出しは終了です。
家に帰って軽く冷やしてから食べることにしましょう!
梨はあまりキンキンに冷やしすぎると、せっかくの甘さを感じなくなってしまうので要注意です。食べる1時間前くらいに冷蔵庫に入れるのがちょうど良いかと思います。
まぁでも、これも個人の好みの問題だと思うので、自分が一番おいしいと思えるポイントを見つけることが大事ですね!
さぁ、いよいよ実食です!
まずは...
『高尾』
立川市の農業試験場にて「巨峰」を改良育成した品種で、ぶどうの粒は種なしの長楕円形。かなり甘みが強く、酸味は少なめです。
さぁさぁ、次はお待ちかねの『稲城』の登場です!
で、で、でかい!!
そしてこちらが「浜なし」の豊水!
あれ?これも大きいはずなんだけどな...
それではどのくらい大きさが違うのか比べてみましょう!
すごいでしょ?この大きさ。
豊水も完熟収穫の「浜なし」だから、普段見ている豊水より大きいんですよ。
それをはるかに凌ぐこの大きさにはかなり驚きました。
そして何よりも素晴らしいのが、大きいのにおいしいということ。
一般的に、大きいものは大味であまりおいしくないと言われがちですが、この『稲城』は違います。
一口かじるたびに、「三水」に負けず劣らず(もしかしたら勝っているかも!?)の、濃厚かつ爽やかな甘さが口内にぶわぁっと広がり、その甘い香りが鼻に抜けていきます。
そして、その大きさとは反比例するような粒子の細かいシャキシャキとした咀嚼感と、溢れんばかりの豊富な果汁!
見てください、この切断面!
艶々グジュグジュに溢れ出てくる果汁がすごくないですか!?
この『稲城』は毎年買いに行くことに決めました!
みなさんも、もしこの時期に稲城市へ行く機会があれば、ぜひ試してみてください。
ほっぺたが落ちそうなくらい美味しくて、なんなら落ちたほっぺたがそのまま行方不明になってしまいそうなくらい美味しいですよ!!